橋下徹氏、小池都知事の豊洲移転案を批判 「完全に選挙用のリップサービス」

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   元大阪府知事・大阪市長の橋下徹氏(47)が2017年6月21日、東京都の小池百合子知事が20日に示した、築地市場(中央区)を豊洲市場(江東区)に移し、築地市場を再開発して「食のテーマパーク」機能を持たせる方針を、「今回の豊洲移転・築地活用方針決定のプロセスは完全にアウト」と批判した。

   小池氏は16年の都知事選に出馬した当初から一貫して、自民党都連を「ブラックボックス」と批判していたが、橋下氏は「なぜ今回の方針決定になったのか全くブラックボックス」と小池氏に皮肉を浴びせ、

「今回の方針について同戦略本部のメンバーはどのように考えているのか全く見えない。これまで公開の形ととりながら一番肝心な最後の意思決定を非公開でやった。都庁の意思決定は何も変わっていなかった」

と分析した。

   都幹部で作る「市場のあり方戦略本部」の第4回会議(6月16日)で議論された内容をふまえると、「『豊洲へ移転、築地の土地は売却だけでなく賃貸も選択肢として考える』までの方針決定にしかならないはず」と指摘。

「食のテーマパークは完全に選挙用のリップサービス。行政的な検討が全くないのでオリンピック会場の移転案と同じ結末になるだろう」

と締めくくった。

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