東海道新幹線で広い区間で運転を見合わせるトラブルが、2017年6月21日夜発生した。JR東海によれば22日現在、停電を引き起こした架線の断線の原因ついては調査中だという。
架線トラブルは21日19時48分に京都駅~新神戸駅間の上下線で発生。瞬間停電の数分後に同区間に停電が発生し、上下線で運転を見合わせた。その後、係員によって京都駅~新大阪駅間で架線の切断が発見され、復旧作業が開始されたが、運転が再開したのはトラブル発生からおよそ5時間後の22日24時54分だった。
JR東海が公表した資料によると、断線したのは列車のパンタグラフに接触して給電するトロリ線で、トロリ線が摩耗状態を調べる検知線も切断されていた。架線断線地点に停車していた車両のパンタグラフには大きな異常はなかった。