NMB48の須藤凜々花さん(20)の「結婚宣言」をめぐり、現役メンバーや卒業生だけでなく、芸能人の間でも賛否両論の意見が飛び交っている。
そんななか、マツコ・デラックスさん(44)とお笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さん(45)は、そろって「キャバクラ嬢」に例えた自論を展開。それぞれの異なる見解に、キャバクラ観の違いが明らかになった。
「そりゃないよ」vs「よくある事」
マツコさんは2017年6月19日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、「結婚宣言」について意見を求められると、「キャバクラに例えたい」と切り出して弁舌をふるった。
「自分の応援しているキャバ嬢が『今月ピンチなの』って言って、『このまま私ね、20位以内に入らないとちょっとお店でヤバいかもしれない。悪いけどちょっとドンペリ開けてくれない?』って言って、いつもはドンペリ月に1本開けるか開けないかの男がさ、頑張って30本開けたとしますよ。で、『ありがとう!どうにか今月20位に入ったわ!ところで私、結婚するんだよねー』って言われているのと一緒なわけじゃない?『そりゃないよ!』ってなるもん」
MCのふかわりょうさん(42)は、「分かりやすい、分かりやすい!なんて素晴らしい例え!」と絶賛。マツコさんのコメントはネットニュースなどにもなり、世間一般からも「言い得て妙」と賛同が相次いだ。
一方の小木さんは6月21日放送の「バイキング」(フジテレビ系)で、
「キャバクラとかですごい金を投資しても、それでフラれちゃうことってよくある事じゃないですか。いくら貢いでも」
とコメント。MCの坂上忍さん(50)から「キャバクラと一緒にするな」と正されるも、
「一緒ですよ。一緒、一緒。そんな女に金出したのがいけないんですよ」
と意見を突き通した。
こちらも「小木さんのいう通り」などと同意する声がみられる。
「マツコの例えは素晴らしいけど...」
キャバクラとの比較でまず連想されるのは、AKB48グループの「会いに行けるアイドル」というコンセプト。ライブや握手会など、お金さえ払えば自分が応援する「推し」に会うことができる。お店に通って好きなキャバ嬢に会うのと遜色ない。どちらも身近な距離感で、手が届きそうな錯覚に陥ってしまうところも似ている。
そして何より、ファンの金力がものをいうこと。総選挙もキャバクラも事実上、「ファンにどれだけ貢がせたか」がアイドルやキャバ嬢の人気を左右する。No.1キャバ嬢になるには、多くの指名を獲得して店の売り上げに貢献する必要がある。一方のAKBグループ「選抜総選挙」も、CDという投票権を買ってもらうことで自分の人気を数値化する。ファンは「推し」をトップに君臨させるべく奮闘し、その結果次第で「推し」は一喜一憂する。ファンの手に運命がかかっているとあれば、好きな子を喜ばせるべく出費を厭わないファンも多いだろう。
ツイッターでも「AKBってキャバ嬢そのものだよね」といった声もあがっており、
「マツコの例えは素晴らしいけど、あたしはこれに納得しちゃう『遊び方』してる人がイキじゃない、ダサいって思ってる」
「正直第三者から見ると『キャバ嬢に裏切られたってわんわん言ってる客』にしか見えないんだよなあ...」
「キャバ嬢が結婚するて言っても金返せにはならない」
「AKBもキャバみたいにペナルティー設けた方がいいんじゃないの?」
など、キャバクラに例えた様々な意見が投稿されている。また、
「ファンに大金注ぎ込ませるようにしむけてるAKBのやり方に問題あるように見えるんだよな」
といった指摘も現れている。