「ちょっと寝不足」でがんと認知症に 怖い「睡眠負債」を返す正しい熟睡法

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しっかり寝たバスケ選手はシュート成功率アップ

   逆に睡眠時間を増やして成功した例を紹介した。米のバスケットボールのあるチームが選手たちの睡眠時間を調査すると、平均6時間半だった。みんな睡眠は十分だと言っていた。そこで実験で好きなだけ寝てもらうと、いつもより2時間多く眠った。1か月間8時間半睡眠を続けさせると、3ポイントシュートの成功率が上がり、ダッシュのタイムも上がった。「睡眠負債」の返済をしっかり行なうと、脳や筋肉の動き、やる気までアップするのだ。

   ここで番組では、自分に「睡眠負債」はあるかどうか手軽にチェックする方法を紹介した。過去1か月間のことについて、下の8つの質問に回答する。「問題なし」が0点、「少し悩む」が1点、「かなり悩む」が2点、「深刻な問題」が3点だ。これに年齢や性別などの問いがあるので、一概には言えないが、10点以上はリスクが高く、6~9点はリスクが中等度、5点以下はリスクが低い。

   (1)寝つきはいいか?

   (2)夜間、睡眠途中で目が覚めることがあるか?

   (3)希望する起床時刻より早く目覚め、それ以上眠れないことがあるか?

   (4)ここ1か月の総睡眠時間は十分か?

   (5)全体的な睡眠の質に満足しているか?

   (6)日中の気分で滅入ることはないか?

   (7)日中の活動(身体的および精神的)の気分はいいか?

   (8)日中に眠くなることがあるか?

   それにしても、「睡眠負債」を解消するにはどうしたらよいか。番組では、ゲストたちが睡眠の専門家、睡眠評価研究機構代表・白川修一郎教授、東京医科大学の井上雄一教授らに質問をぶつけた。

   タレントの陣内智則「いったい、1日に何時間眠ればいいのですか」

   白川教授「人によって違いますが、7~8時間は必要です。4~5時間では危険です。ただし、高齢者は睡眠時間が減るので、必ずしも7~8時間寝る必要はありません。『8時間寝なければ』と意識しすぎると、かえってストレスになり、不眠につながります」

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