引退ひふみんと28連勝の藤井四段 感動的なまでの「2人の運命!」

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「加藤先生の棋譜を並べて勉強しました」

   加藤九段は21日の朝「スッキリ!」(日本テレビ系)に出演し、「優れた才能。研究もしているし、上手い」と改めて藤井四段を評価し、28連勝できる確率を「60%」と予想していた。さらにその後、対局を中継したインターネット放送局「囲碁・将棋チャンネル」で加藤九段は解説を務めている。

   藤井四段も、並々ならぬ思いを加藤九段に抱いている。17年6月21日の読売新聞朝刊への寄稿で藤井四段は「加藤先先生は子どもの頃からの憧れの棋士でした」「将棋の面白さが詰まった棒銀戦法を身につけるため、加藤先生の棋譜を並べて勉強しました」と模範としていたことを明かし、引退する加藤九段に「どうかお体を大切にして下さい。先生が見せて下さった『最善の一手を追求する』姿勢を私も貫いて、一歩一歩、実力をつけていきたい、と思っています」とつづっている。

   藤井四段は28連勝直後の会見でも、「途中で苦しんだ場面は数多かった。ここまで連勝できたのは本当に幸運だった」と謙虚に語った後、加藤九段の引退について問われ「僕自身、大きなものを学ばせてもらった。迫力のある対局姿がみられないと思うと一抹の寂しさを感じます」と答えていた。

   こうした2人の関係にツイッター上では感慨深くさまざまな声があがっている。

「ひふみんが負け、藤井くんが勝った昨日今日は 将棋の歴史が大きく動いた瞬間、だったのかもしれない。」
「神武以来(じんむこのかた)の天才といわれた、ひふみんが引退して、藤井四段が連勝記録に並ぶって、漫画みたいな話だね!」
「加藤一二三さんが引退した翌日に藤井くんが歴代連勝記録に並ぶとか、なにかの運命みたいやな」
「一二三さん引退の翌日に藤井くんの連勝記録更新というのも因果なもので」
「加藤九段が引退して、藤井四段が28連勝。将棋界の世代交代が進んでる」
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