指の動きだけで「万華鏡」を再現 日本人ダンスユニットが世界で大反響

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   万華鏡を覗き込んだときの光景を「指の動き」だけで再現したパフォーマンス動画が、海外を中心に大きな反響を集めている。すでに動画の総再生回数は3500万回を超え、多くの海外メディアにも紹介されている。

   このフィンガーダンスを演じたのは、日本の3人組ダンスユニット「XTRAP(エクストラップ)」。メンバーのZANGEさんはJ-CASTニュースの取材に、「まさか、ここまで話題になるとは全く思っておらず、純粋に驚いています」と話す。

  • 「Finger Kaleidoscope」が世界で反響(画像Status Silver公式YouTubeより)
    「Finger Kaleidoscope」が世界で反響(画像Status Silver公式YouTubeより)
  • 「XTRAP」の3人。上がNARI、左下がRYOGA、右下がZANGE
    「XTRAP」の3人。上がNARI、左下がRYOGA、右下がZANGE
  • 「XTRAP」ライブの一場面
    「XTRAP」ライブの一場面
  • 「Finger Kaleidoscope」が世界で反響(画像Status Silver公式YouTubeより)
  • 「XTRAP」の3人。上がNARI、左下がRYOGA、右下がZANGE
  • 「XTRAP」ライブの一場面

まるでシンクロナイズドスイミング

   話題の動画は、「Finger Kaleidoscope(指の万華鏡)」などと題したもの。米映像クリエイターの「Status Silever」(ステータスシルバー)氏とXTRAPがタッグを組んで制作し、同氏の公式YouTubeチャンネル上で2017年6月11日に公開された。

   動画に登場するのはXTRAPメンバー3人の「両手」だけ。計30本の指が、音楽に合わせて複雑なフォーメーションを組んでいくのだ。そのパフォーマンスは全て計算されているようで、まるでシンクロナイズドスイミングのように全ての指がピタリと揃って動く。ジッと動画を見ていると、本当に万華鏡を覗いているかのように錯覚するほどだ。

   この動画はStatus Silver氏のYouTubeでも6月21日昼時点で15万回以上再生されている。さらには、ダンス動画を紹介する海外の人気フェイスブックアカウント「I LOVE THIS DANCE」でも紹介されており、こちらの再生数はすでに3500万回以上。シェア数は約97万回にも及ぶ。

   「Finger Kaleidoscope」のYouTube動画のコメント欄には、

「The is seriously AMAZING」(本当に素晴らしい)
「That is the coolest finger tut video」(最も格好いいフィンガーダンス動画だ)
「Beautiful synchronisation of fingers and hands」(指と手が美しく同期している)

などと絶賛の声が殺到。さらには、米国の「Gizmodo」やインドの「inUth.com」など世界各国のニュースサイトでも紹介されている。

「どれだけ万華鏡に近い動きができるか」

   この動画で大きな話題を呼んだXTRAPは2015年に結成。メンバーの3人はいずれもフィンガーダンスやパフォーマンスの分野で世界的に活躍しており、現在はラスベガス公演を目標にライブ活動を行っている。

   メンバーのZANGEさんは6月21日のJ-CASTニュースの取材に対し、今回の動画の反響について、

「作品に自信はありましたが、まさかここまで話題になるとは全く思っておらず、純粋に驚いています。中国や韓国では、テレビ番組でも僕らのパフォーマンスが紹介されたらしく、本当にびっくりしています」

と話す。また、XTRAPの演出を手掛けるクリエイターのYoshio Horyen氏は、過去に最も話題になった動画は140万回再生だったとして、

「まさに桁違いの反響で、驚くばかりです」

と取材に答えた。

   実は、XTRAPが「万華鏡」をテーマにしたフィンガーダンス動画を公開するのはこれで3作目。ZANGEさんによれば、第一作はテンポの早いダンスチューンに合わせて「テクニック」を見せる内容だったが、今回の作品では、

「ダンスのテクニックを見せるよりも、どれだけ万華鏡に近い動きができるかを重視してパフォーマンスを考えました」

という。また、取材の終わりにZANGEさんは「今回の万華鏡だけではなく、僕らは様々なパフォーマンスを披露しています。ぜひ、ライブを生で見て頂ければ嬉しいですね」とも話していた。

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