神社をブチ切れさせた 神をも恐れぬネット転売騒動

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神社本庁も「参拝の証し」と転売に否定的

   御朱印帳については、新品も含めて、ネット上での売買は盛んなようだ。ヤフオクでは、「御朱印」「御朱印帳」と検索すると、1000件前後がヒットするほどになっている。

   一方、ネット転売を問題にする神社もあるとツイッターなどで度々報告されている。それを見ると、転売の御朱印では神との縁は生まれないと貼り紙を張ったり、転売が多いとして御朱印を一部中止にしたりするところもあるようだ。

   八坂神社の下村良弘宮司は6月20日、J-CASTニュースの取材に対し、ツイートの意図をこう説明した。

「神社の御朱印帳は、神様からの頂き物でして、商品ではなく、頒布品だと思っています。足を運んでお参りしていただいて、すがすがしい気持ちで神様との御縁を結ぶものだということです。ですから、郵送やネット通販もやっていません。御朱印帳は、デパートでも販売していますが、商品だからダメということはなく、それは自由で構わないと思います」

   御朱印帳は、限定品ではないとツイートで説明しており、20日夕現在も神社に在庫があるという。

   全国8万の神社を包括する神社本庁の広報国際課では、御朱印帳の転売について、公式の文書は出していないとしながらもこう話した。

「御朱印は、単なる記念スタンプではありません。参拝の証しとして頂く人がほとんどのはずで、お宮もその気持ちを踏まえて出しています。御朱印に対しては、そのような扱い方をしてほしいと思っており、転売は好ましくないと考えています。神社の御朱印帳も、もし商品と同じ感覚で扱うとするなら、考え直して頂く必要があると思います」
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