松原民進党都連のジレンマ 離党者続出と都民ファとの距離感

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離党したのは「民進党が嫌いだからではない」

   さらに、松原氏は、都民ファの候補者が「民進党の離党者」「自民党の区市町村議」「政治におけるまったくのアマチュア」の大きく3つのカテゴリーからなるとして、「この3者を共存させるのは極めて高度なマネジメント能力が必要」として、都民ファの党としての脆弱性も指摘した。

   そのうえで、民進党は国会でも野党第一党として勢力を持ち、法律の制定に関われることから「国政と都政が一体的に、消費者目線で政治を進められる」と違いを強調。さらには、「民進党と都民ファーストの会は政策的な方向性は同じだと思っている」と繰り返し、「都議選が終われば、一定の連帯関係に入る可能性はある。民進党を離党し(都民ファに移っ)た者は、民進党が嫌いだからではなく、切迫した状況を戦い抜くために出て行った」と、今後協力関係をつくれるとの考えを表明。最後は選挙後の連携に期待をのぞかせた。

   民進党は、東京都連幹事長だった長島昭久・衆議院議員が4月に離党したのを象徴に「離党ドミノ」が続いた。都議選をめぐっては現職8人を含む15人の公認予定候補者が相次ぎ離党。柿沢未途衆院議員の妻である柿沢幸絵都議も離党し、未途氏は党役員室長を辞任している。

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