直筆サインや生写真が続々
さらには、結婚宣言による「ファン離れ」を象徴する出来事が、フリマアプリ「メルカリ」やオークションサイト「ヤフオク!」上で起きた。直筆サインや生写真など、須藤さんのグッズを出品するユーザーが相次いだのだ。
このようにグッズを手放すことを決めたファンの一部は、「メルカリ」上の商品説明ページに、
「まだ須藤さんのことが好きな方はぜひ購入して下さい」
「48G(編注・グループのこと)に興味が無くなったので出品します」
「急遽不要になったので出品致します」
など、今回の騒動を受けたコメントを添えていた。そのほか、もともと熱心なファンだったのか、一人で大量のグッズを出品するユーザーの姿も目立った。
ただ、全てのファンが須藤さんの応援をやめた訳ではない。本人の決断を受け入れ、結婚を前向きにとらえようと努めるファンもいる。男子大学生のとこしやさん(20)も、その一人だ。
とこしやさんは須藤さんのファン歴3年で、これまで彼女の握手会や誕生日イベントに数多く出席してきた。今回の総選挙ではアルバイトで貯めた約7万円を使って60枚以上の投票権つきCDを購入したという。もちろん、投票先は須藤さんだ。
とこしやさんは6月19日のJ-CASTニュースの取材に対し、結婚宣言直後の心境について、
「頭が真っ白になって、なにも手に付かなくなって直後はパニックに陥っていたと思います。ただ、怒りの感情ではなく悲観に陥って呆然としていました」
と振り返る。このときは咄嗟に「現実を受け入れたくない」と思ってしまったそうだ。