「やったことがない事をやれといっても無理がある」
人事制度改革・コンサルティング会社セレブレイン社長の高城幸司さんにJ-CASTニュースが17年6月19日に話を聞いたところ、「会社の固定電話対応が嫌で辞めて行く新入社員がいてもおかしくないのが現状だ」と説明した。
高城さんによると、今の若者はメールで全てを伝える習性があり、友人同士はラインで交流している。従来型のコミュニケーションをしなくても生きていけるし、そのコミュニケーションの幅も限定された小さなものになっている。その結果、年齢が離れれば「異文化コミュニケーション」の様相になり、固定電話で相手の話を聞き上司に報告することはプレッシャーやストレスを感じてしまう。そのうえで、
「『やったことがない』事をやれといっても無理があるわけです。企業もやっとそれに気付いて、電話応対研修に力を入れるところが増えているんです」
と高城さんは話している。