奈良も、離宮を用意する考え
J-CASTニュース記者は13日、旧華族の動向に詳しい関係者に取材した。関係者は
「天皇が江戸にいたのは、たかが150年ですが、京都では1000年です。歴史のストックが全然違います」
と話し、
「日本は、いくら政治体制が変わろうとも、伝統文化は残ってきた数少ない国で、長きにわたって日本文化が熟成してきた地は、京都でした。そうした歴史を考えると、(京都市が『双京構想』を進めるのは)変ではないし、無理もないと思います」
と説明した。
一方で、「あくまで政治行政の問題ですから、現実的にできるのか、と考えるとどうなのでしょうね。宮内庁を分立させねばならないかもしれませんから」と疑問視していた。
奈良県の荒井正吾知事も14日の定例記者会見で、天皇陛下の退位後のお住まいとして奈良に離宮を用意する考えがあると明らかにしている。