「手の届きやすい価格に設定」
今回、BMWは日本市場でライバルとなるドゥカティ、KTMと比べても安価な価格でG310Rを提供する。58万円とは日本メーカーのライバルと比べても遜色なく、BMWは「BMWのバイクを初めて手にする方にも手の届きやすい価格に設定した」という。これはBMWがG310Rをインドで生産し、日本に輸入するからで、BMWといってもドイツ本国の生産ではないことに留意する必要がある。
ホンダ、ヤマハなど国内で販売する日本メーカーのスポーツバイクも、大排気量のビッグバイクなど一部を除けば、タイやインドネシアなど東南アジアで生産した安価なモデルが多数輸入されている。バイクの世界はクルマ以上にメーカーの本拠地と生産国が必ずしも一致しないのが現実だ。