小池知事「ファースト写真集」の破壊力 もうすぐ都議選、関係は?

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   東京都の小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」に注目が集まる中、小池氏の政治家としての25年間を記録した初めての写真集「小池百合子写真集 YURiKO KOiKE 1992-2017」(双葉社)が2017年6月14日、発売された。

   現職知事の写真集が出版されるのはきわめて異例で、アマゾンでは予約受付段階の6月13日時点で、政治家部門で1位にランクイン。発売後も1位を維持しており、大反響だ。

  • 東京都の小池百合子知事の写真集「小池百合子写真集 YURiKO KOiKE 1992-2017」(双葉社)
    東京都の小池百合子知事の写真集「小池百合子写真集 YURiKO KOiKE 1992-2017」(双葉社)
  • 東京都の小池百合子知事の写真集「小池百合子写真集 YURiKO KOiKE 1992-2017」(双葉社)

「世界で最も影響力のある100人」に日本人から唯一選ばれる

   ニュースキャスターとして知られていた小池氏は、1992年の参院選で日本新党から出馬して当選し、政治家としてのキャリアをスタート。それからの25年をフォトジャーナリストの鴨志田孝一さんが記録し、130枚を選んで収録した。日本新党の新人時代から、炊事、カラオケ、海水浴、病室といったプライベートな写真まで、幅広く収めた。帯には、小池氏のサインと「私の全てはここから始まった」という一言が掲載されている。

   今回の出版は、6月23日の東京都議選告示を直前に控えたタイミングだが、版元の双葉社では、この時期の出版になった理由を

「小池百合子都知事が米誌『TIME』の『世界で最も影響力のある100人』で、日本人でただ一人選出されたためです。日本の『新リーダー』である小池都知事の『等身大の素顔』や、世の女性たちと同じ『生活ぶり』、そして普段はうかがい知ることの出来ない『プライベート姿』を、日本のみならず、世界中の人々に知って頂きたいと思い、130枚の写真を収録し、出版を決定致しました」

と説明している。あくまで「著者」は鴨志田さんで、小池知事に「一切、印税は入りません」としている。なお、この「100人」が発表されたのは、4月下旬だ。

上西小百合衆院議員「1万5千部って私の1万部より多いな」

   異例の出版に、すでにさまざまな反響が寄せられている。タレントのマツコ・デラックスさん(44)は、12日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、発売を知らせる夕刊紙記事への感想を求められ、

「超高齢社会に突入する日本ですから。もうこれぐらいがね、若手になってくる日もありますからね。もうだから全然オッケーだと思いますよ?もう、なんなら、もうちょっと片乳ぐらい出してくださっても、全然OKだと思います」

と、表情を変えずに淡々とコメント。15年8月に写真集「小百合」(双葉社)を出版した上西小百合衆院議員も、

「セーラー服もあるそうですね。アイドルへの第一歩。このタイミングでの発売。しかも私と同じ出版社。1万5千部って私の1万部より多いな。負けたくないからまた出そうかな。私も」

とツイートし、興味を示していた。

   小池氏の写真集の価格は東京五輪が行われる2020年にちなんで2020円(消費税別)。6月15日夕方時点では、アマゾンの「政治家」ジャンルで1位にランクインしている。なお、2位には舛添要一・前知事の著書『都知事失格』(小学館)が入っている。

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