内閣府が2017年6月14日発表したGDPギャップにより、国内の需要が2期連続で供給を上回ったことが分かった。
GDPギャップは、消費者が望むモノ・サービスと、生産側が供給可能なモノ・サービスの総量の差のこと。
内閣府は今回、推計方法を改定し、経済の実態に比べて低迷している可能性がある製造業の資本稼働率を従来よりも低く設定した。その結果、2016年10~12月期と2017年1月~3月期のGDPギャップはプラス0.1%だった。前回までの推計方法ではGDPギャップはマイナスに振れていた。
2期連続のプラスは13年の4期目、14年の1期目以来3年ぶり。