テロ等準備罪の新設をめぐり国会が紛糾した2017年6月14日、NHKのニュース番組である「ハプニング」があった。
発端となったのは、夜21時台の「ニュースウォッチ9」だ。
一文字違うだけで意味が大違い
自民党が行った「中間報告」作戦について紹介する場面で、画面下のテロップで、「テロ等準備罪」とあるべき箇所が、
「テロ党準備罪」
と誤植されていたのだ。「テロ党」という語感の面白さもあり、画面写真はたちまちネットで拡散された。
ユニークなのは、これに対する反応だ。まず与党支持層は、
「ブラックユーモアです、間違ってない!テロ党は共産党のことです」
「テロ党準備罪とは日本共産党の他、民進党 社民党をさしているのでしょうね(苦笑)」
「テロ党って共産党とか民進党とか野党のこと?w」
と、「テロ党」=法改正に反対する野党を示す言葉として受け取り、盛り上がる。