「上野のパンダだけこんなにニュースになる」
和歌山アドベンチャーワールドの広報担当者はJ-CASTニュースの取材に、「パンダ同士の相性や個体差もあり、うまく出産を続けられている理由は一概には言えません。飼育環境も、他の動物園とそれほど大きな差はないと思います」と話す。何頭かは、自然繁殖の共同研究を進める中国の「成都ジャイアントパンダ繁育研究基地」に渡り、現在5頭が飼育されている。
上野動物園のシンシンは出産直後から全国的なニュースとなっているが、ツイッター上では毎年のように出産している和歌山と比較し、取り上げられ方に差を感じる声が少なくない。
「上野のパンダだけこんなにニュースになるのに違和感を覚えますが(和歌山にもパンダはいるのに・・・)」
「パンダだシンシンだと盛り上がってるけど、和歌山アドベンチャーワールドももっと取り上げて欲しいなー」
「シンシン出産トップニュース 和歌山のパンダももっと取り上げてよ、ってのと 和歌山のパンダ並みにほっといてあげてよ」
「パンダ出産、動物園の会見を中継したメディアもありました。一方、和歌山アドベンチャーワールドでは15頭が生まれ育っています」
和歌山アドベンチャーワールドの担当者は「出産数だけでは測れません。どちらの園でも出産は嬉しいニュースです」と話す。また、16年の誕生時、パンダの赤ちゃんの名前を公募したところ、約5万通の応募が届いた。その中から「結浜(ゆいひん)」という名前がつけられた。「当園でも、生まれるたびに報道していただいておりますし、お客様もかなり多くご来園いただいています」と担当者は話していた。