邦画の興行収入歴代2位の249億円を叩き出したアニメ映画「君の名は。」の新海誠監督(44)が「不倫交際している」とスポーツ紙が報じ、新海監督はそれを自身のツイッターで否定した。
不倫報道が出るとバッシングが始まるのが定石だが、新海監督の場合は全く違っていて「童貞捨てたのか?」「童貞だから不倫はムリ」などといった感想や、俳優の神木隆之介さん(24)、作家の石田衣良さん(57)の名前が取り沙汰された。どうしてなのか。
監督本人「交際の事実は一切ありません」
日刊スポーツ(2017年6月13日付)は、新海監督が16年春に共通の友人を通じて知り合った30代前半の美人編集者と16年秋頃から不倫交際していることが分かった、と報じた。都内の飲食店や女性の自宅などでデートを重ね、業界関係者のパーティーにも同伴しているのだという。
この報道にファンから驚きの声が挙がり、
「童貞だもんな。不倫とかこいつにはムリムリw」
「童貞を捨てた新海の次回作が俄然気になります!」
「遅れてきた青春なんだから生暖かい眼差しで見守ってあげて~」
などといった声がツイッターや掲示板に出ることになった。「君の名は。」の記録的大ヒットが確実となった16年秋、新海監督の名前を検索した人たちが驚いたのは、検索予測ワードのトップが「童貞」、2番目に「気持ち悪い」が出て来たことだ。この「童貞」には色んな意味があり、新海監督の場合は少年の切ない恋が描かれる事が多く、評価として常に「童貞臭い」が出てきた。映画の大ヒットで新海監督の知名度が上がるにつれ、この「童貞」というワードは切り離せなくなっている。
一方、ネット上では、記事が事実だとすれば、なぜこの時期に不倫が発覚したのか、そんな詮索も始まった。原因は石田衣良さんのインタビューなのではないか、と考えている人が結構いる。石田さんは「NEWSポストセブン」が17年1月4日に配信した記事で、新海監督について高校時代に楽しい恋愛をした経験が無い、と想像し、
「恋愛しない人の恋愛小説のパターンなんです」
と作風を評価した。少女漫画的な世界と通底していて、付き合ったこともセックスの経験もないままカッコイイ男の子を書いている、のだそうだ。この記事に対し新海監督は1月5日、自身のツイッターで、
「なぜ面識もない方に僕の人生経験の有無や生の実感まで透視するような物言いをされなければならないのか...笑」
と怒って見せた。そうした石田さんや世間の評価に意図的に抗って浮気したのだろう、というのだ。
新海さんは不倫報道が出た13日の昼に、ツイッターで、
「僕の交際関係を報じる記事が出たとのこと。記事中にある食事等は事実ですが、交際の事実は一切ありません」
と不倫を否定した。