500歳くらいの男が、下校中の女児に「おいで」と声をかけた――。
大阪府警による防犯情報ツイートが、わずか1日で5万回以上もリツイートされている。もちろん、正しくは「50歳」。訂正されてもなお、このツイートは注目されている。
「男は500歳位、白髪交じりの短髪、茶色長袖シャツ」
大阪府警察本部府民安全対策課の公式ツイッター「大阪府警察防犯情報」は、2017年6月12日、以下のようなツイートを行った。
「【東大阪市で声かけ】9日15時頃、東大阪市若江北町3丁目付近で、下校中の女児に対して、男が『おいで』等と声を掛ける事案が発生。男は500歳位、白髪交じりの短髪、茶色長袖シャツ。子どもには、防犯ブザーを携行させ、危険を感じたらすぐに鳴らして逃げるように教えてください! #声かけ」
一見、普通の「声かけ事案」の注意喚起ツイート。しかし、男の年齢が「500歳位」と書かれていると気付いたツイッターユーザーらがリツイートしたことで、急速に拡散された。もし500歳だとすれば、室町時代後期ごろの生まれだ。たとえば、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルの生年(1506年)が近い。
ツイッターには、誤字だと理解した上での、こんな反応があがった。
「1500年代を知る貴重な人物なので丁重に扱ってください」
「『おいで』ってどこに連れて行こうとしてるんだろうか... 時空を超えた冒険が待ってそうだ」
「織田信長→豊臣秀吉→徳川幕府→明治維新等の歴史の生き証人かもしれませんので、なんとしても見つけ出し、くれぐれも丁重におもてなししてください」
「男は500歳位、白髪交じりの短髪、茶色長袖シャツ... 心当たりのある人物がいます」と、「一休さん」こと一休宗純の肖像画もツイートされた。なお容姿の特徴こそ似ているが、一休は14世紀末期生まれとされるため、「600歳位」が適切となる。