稲嶺元知事からも追悼コメント
沖縄の戦前、戦中、戦後を語ることができる数少ない生き証人だったこともあり、各メディアで手厚い追悼記事が掲載された。
ジャーナリストの堀潤さんは、近年の大田さんへのインタビュー内容をネットで再録。「2個の手榴弾を渡されて、半袖半ズボンで戦場に送られた」という大田さんの少年兵としての生々しい体験談をあらためて伝えた。
毎日新聞(13日付朝刊)では、稲嶺恵一・元知事が追悼。「大田さんは父の友人で、私もかわいがってもらった。知事選で対決し、非常に複雑な思いだった」と振り返り、「(大田さんは)『革新寄り』と言われもしたが、保守系も登用する『オール沖縄』を志向した人だった。平和を願う心は県民全体に受け継がれている」とのコメントを載せた。