栄養成分さまざまな牛乳由来ではないミルク製品
牛乳について米国では、国立衛生研究所(NIH)が、そのたんぱく質や脂質が1歳未満では消化が困難として与えないよう勧告。1歳以上には脳や骨のために有益とされている。
マグァイア博士によると、牛乳2カップに含まれるたんぱく質は約16グラムで、ちょうと3歳児に対する1日の摂取推奨量にあたる。これに対し、牛乳由来ではないミルクの同量のタンパク質は4グラムにとどまる。「カナダや米国では牛乳の栄養成分を決められているが、牛乳由来ではないほとんどの製品については決まりがない。このため製品ごとに成分にばらつきがある」という。
牛乳アレルギーや、植物由来の健康効果の認知拡大で、米国やカナダでは牛乳由来ではないミルクの子ども向け消費が増えている。マグァイア博士らは、それらの製品の栄養成分に注意が向けられるべきと考えている。