肩甲骨を意識しながらゆっくりボートを漕ぐように
さて、自分が「下がり鎖骨」かどうかは、肩甲骨の「ガチガチ度」をチェックするとわかるそうだ。その方法はこうだ。
(1)壁に後頭部と肩、お尻とかかとをつけて立つ。両腕は両足の脇にピッタリ付けて垂らす。
(2)両腕を、円を描くように壁に沿いながらゆっくり上げていく。
(3)両腕の上がった角度が地面と比べて45度未満ならガチガチ、45?60度未満はややガチガチ。60度以上ならオーケーだ。「下がり鎖骨」の心配はない。
最後に遠藤講師は、「下がり鎖骨」を改善し、頑固な肩こりを1日に1分の体操で解消するストレッチをスタジオで披露した。名付けて「ボート漕ぎ体操」。方法はこうだ。ガチガチや、ややガチガチだった人は、ぜひ毎日行おう。
(1)椅子にすわり、ボートを漕ぐように腕を前から後ろに回す。この時、呼吸を止めないように注意。
(2)肩甲骨を意識しながらゆっくりと回す
(3)肩甲骨を寄せながら、ひじを肩の上まで上げるのがポイント
(4)10回を1セットとして、1日2セットが目安。
(5)痛みを感じる場合は無理をしないこと。