羽生、沙保里‥持病があっても一流アスリートになれるってホント?

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タイガース・岩田は高2で1型糖尿病発症

   食物アレルギーも、スポーツ選手にとって深刻だ。有名なのは、男子プロテニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチ選手(30)。小麦や大麦、ライ麦に含まれるたんぱく質「グルテン」に不耐症があり、体調不良の原因となっていた。そこで、いわゆる「グルテンフリー」の食材に切り替え、プロテニス選手として世界ランキング1位の座に上り詰めた。その後自ら「グルテンフリー食」の本を執筆している。

   最近ではプロ野球・北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手(28)が、「夕刊フジ」に卵アレルギーだったと明かした。摂取後、数時間から数週間後に症状が現れる「遅延型食物アレルギー」で、徹底した「卵断ち」に取り組んでいるという。

   野球選手の中には、1型糖尿病に悩まされる人がいる。生活習慣病である2型糖尿病とは違い、ウイルス感染ほかの原因ですい臓のインスリン分泌組織が破壊され、インスリンの分泌量が絶対的に不足する病気だ。阪神タイガースの岩田稔投手(33)は高校2年生の冬に発症した。以後も病気と闘いながら2005年に阪神に入団し、現在は1型糖尿病の啓発活動にも積極的に励んでいる。

   1988~89年に読売ジャイアンツで活躍した元大リーガーのビル・ガリクソンさんや、2007年に西武ライオンズに所属したジェイソン・ジョンソンさんも、1型糖尿病を抱えながらプレーしていた。

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