歯の手入れを怠ると認知症の恐れ 歯間ブラシとデンタルフロスで防げ

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【羽鳥慎一モーニングショー】(テレビ朝日系)2017年6月7日放送
「アルツハイマーの進行の一因は歯周病!?」

   日本人の80%は、程度の差はあるが歯周病にかかっているとされる。細菌が歯と歯茎のすき間に入り、口臭や歯茎の腫れを引き起こす病気だ。

   近年の研究から、歯周病が認知症の一種であるアルツハイマー病の一因となる可能性があると分かった。日常の口腔ケアが、ますます重要になる。

  • 日ごろからの歯周病予防が大切(写真と本文は関係ありません)
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歯磨きで出血、歯茎の赤い腫れはすぐ歯科医へ

   アルツハイマー病の一因となり得るのは、歯周病菌がつくる酪酸(らくさん)だ。血管を通じて酪酸が体内に入り、脳に到達すると「鉄」の分子を過剰に発生させる。これが脳細胞を破壊してアルツハイマーにつながるという。

   次の8項目のうち3つ当てはまった場合、歯周病になっていると考えられる。

(1)朝、口の中がネバネバ。
(2)歯を磨くと出血。
(3)歯茎が赤く腫れている。
(4)硬いものをかめない。
(5)口臭がきつい。
(6)歯茎が痛い、かゆい。
(7)歯に物が挟まりやすい。
(8)歯が長くなった。

   番組ゲストで、今回の研究を主導した日本大学歯学部特任教授の落合邦康氏は、このうち(2)(3)の症状が見られた場合は、それだけでもすぐに歯科医の診察を受けるよう促した。

   歯周病はアルツハイマー症状だけでなく、脳梗塞や心筋梗塞、肺炎、糖尿病の症状悪化をももたらすというから、恐ろしい。

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