若者の「信用金庫離れ」深刻 協会が異色MV「しんきんガール」公開

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「しんきん感って大事でしょ?」

   全国の信用金庫にとって、若年層の取り込みは大きな課題だ。広報担当者は「信用金庫全体として、20代前後の若年層の利用率は低く、利用者の多くが年配の方々に偏っています」と、現状を話す。

   全国銀行協会が2016年に実施した「よりよい銀行づくりのためのアンケート」によると、信用金庫・信用組合の口座保有率は、18才から29才の男性で9.2%、女性では12.3%となっており、60才から69才の男性の26.1%、女性の25.6%と比べて、男性はほぼ3分の1、女性はおおむね半分程度の割合でしかない。

   営業地域が限定されている信用金庫にとって、少子高齢化の影響は大きく、またそれは地方ほど深刻。大学進学や就職を機会に、東京などの大都市へ移り住んでしまう若者も少なくない。

   信用金庫では、各地域の企業や大学などと密接な信頼関係を構築して「繋ぎとめ」を図っているという。「しんきんガール」のミュージックビデオも、「その一助になれば」と期待する。

   同時に、信用金庫と関取花さんのスペシャルコラボサイトである「Thinking Time♪」も公開。お金に関する悩みに、関取さんと信用金庫の職員が回答している。的確な職員の回答はもちろん、思わず力が抜けてしまう関取さんの回答も話題になりそうだ。

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