梅雨特有のだるさや体調不良 体にたまった「水とカビ」が危ない

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レジオネラ菌による感染症は7月が最多

   もうひとつ、カビにも注意が必要だ。「日テレニュース24」で2016年6月30日、諏訪中央病院の鎌田實名誉院長が詳しく説明していた。

   まず、アスペルギルス症。日本呼吸器学会のサイトによると、「アスペルギルスは自然界に広く存在しているカビ」で、通常は病気の原因になりにくいが、免疫力が低下していたり肺の病気を抱えたりしている人は、肺の感染症を引き起こすという。鎌田氏は、感染すると微熱が続きせきやたんが出て、風邪に似た症状だが長く続いている場合はアスペルギルス症を疑った方がよいとした。

   また夏型過敏性肺炎は、トリコスポロンというカビがきっかけで肺にアレルギー性の炎症を起こす。

   レジオネラ菌も要警戒。温泉や入浴施設で、衛生状態が不良な場合に増殖し、感染する恐れが高まる。特にレジオネラ肺炎にかかると、重症化して最悪の場合は死に至る場合がある。国立感染症研究所によると、レジオネラ菌による感染症が最も多く発生するのは7月。これからの時期は注意しなければならない。

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