梅雨特有のだるさや体調不良 体にたまった「水とカビ」が危ない

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   全国各地で続々と梅雨入りした。これから当面はジメジメした日が続くうえ、気温が高くなって体調を崩しがちになる。

   体のだるさや重さ、疲れやすさといった不調をもたらす原因として注意したいものが2つある。水とカビだ。

体から排出しきれない水分が「悪さ」

   気象庁の6~8月の3か月予報によると、降水量は6月が西日本の太平洋側で、7月は東日本と西日本の太平洋側で、それぞれ平年並みか多い予想となっている。気温は、6月が北日本から西日本にかけて高く、7月は全国的に平年並みか高め、8月に入ると全国で高くなると見られる。

   花王やパナソニックなどが協賛し、女性の健康を考えるため医師や専門家が集まって発足した「ウーマンウェルネス研究会」は2017年5月11日、梅雨時期の身体や精神面の不調に関する意識調査結果を発表した。20代~50代の男女851人のうち、「だるい」「疲れる」といった「梅雨だる」を感じていると答えたのは、全体の59%。そのなかで、具体的な症状は、「だるい」(54.1%)、「身体が重い」(31.1%)、「疲労感がある」(28.3%)、「憂うつな気分になる」(27.3%)、「やる気がしない」(22.0%)と心身両方に及んでいた。

   体の不調をもたらす原因として、東洋医学の考え方に「湿邪」「水毒」というものがある。複数の漢方医や薬局、クリニックがツイッターでこの点に言及している。 ALSOKのウェブサイトが詳しく解説していた。水毒とは体に「余分な水」がたまって引き起こされる症状で、「全身がだるい」、「めまいがする」、「手足が冷える」、「全身がむくむ」とさまざまだ。

   気温が上昇して、熱中症の懸念が出てくるこの時期は、水分補給が欠かせない。ところが湿度も高いため、意外と汗をかきにくい。体内の水分が排出しきれずとどまりがちになってしまう。これが「水毒」のもとになる。

   そこで水の排出の工夫が大切だ。まず入浴や運動で汗をかく。運動すれば筋力がついて代謝もアップする。また利尿・発汗作用のある食べ物もとるとよい。水分をしっかりとり、しっかり出すサイクルを心がける。

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