栄養面の考慮なしの指摘も
この研究発表をめぐって、ハーバード大学医学部で長年にわたりアルコールの影響を研究している、エリック・リム教授は、米CATVのニュース専門局CNNに、適量の飲酒を心掛けている人たちは、この研究発表があったからといって酒宴をあきらめる必要ないと述べる。
リム教授は 「この研究には、ほかの多くのライフスタイルファクターが入っていない。たとえば栄養面など。全粒穀物やフルーツ、野菜をたべていれば、認知が低下を遅らせることができる」と述べ、脳の機能の低下をアルコールだけに帰するのは限定しすぎだという。
また、別の専門家は、アルコール摂取の質問では、量などについて正直に答えない傾向があることを指摘。アルコールと健康について容易には因果関係があるとの結論を出せないという。