自ら通報する女性は、1、2割
ポスターの内容についても、「冤罪が増えそうな悪寒」(原文のママ)「ランクアップは関係ない」「痴漢冤罪防止の張り紙も作れ」などといった疑問も上がっている。本当に痴漢行為があったのか、よく確かめないまま通報すれば、えん罪の温床になるのではないかということだ。
愛知県警の鉄道警察隊は6月9日、J-CASTニュースの取材に対し、こう説明した。
「『被害者に声をかける』というのが、手順として痴漢行為を確かめるということです。被害に遭って自ら通報する女性は、1、2割しかいないとの統計が出ています。それではいけない、氷山の一角では困るということで、目撃されたら勇気を持って通報して下さい、と呼びかけるのが今回のポスターです。痴漢と勘違いするケースについては、警察がきっちり捜査することになります」
ポスターは、県の予算で約500枚を制作したとしている。