ファミマと伊藤忠にあらためて聞くと...
このため、ネット掲示板には、
「Tポイント貯まるから優先的にファミマ使ってる俺はどうなる」
「これ以上カード増やしたくないから。ツタヤ、ファミマ、ドラッグユタカはTポイントで済むの助かってたんだけどな」
「加盟店の多さがポイントカードの命だろうに。自前でやってどうするよ」
などといったことが次々に書き込まれることになった。
「Tポイント」カードの運営会社「Tポイント・ジャパン」はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が設立し、今も筆頭株主だが、ファミマも大株主に名を連ね、役員も出している。最近はネット関連はソフトバンクグループ、小売り関連はファミマがPRを主導してきた経緯もある。
ファミマが16年9月にコンビニ「サークルKサンクス」を傘下に持つユニーグループ・ホールディングスと経営統合した際には、カードも「Tポイント」に統一した。ファミマが「Tポイント」から抜けるとなれば流通業界に大きな衝撃を与える。
J-CASTニュースが6月7日にファミマ広報に取材すると、
「Tポイントを無くし、新カードに切り替えるという事実は今のところありません」
という回答が返ってきた。それでは岡藤社長の発言の意図はどこにあったのか。伊藤忠商事は6月8日、J-CASTニュースの取材に答え、
「ポイントカードを含め金融周りを1から考え直したいというのは、社長が決算発表などでも繰り返し口にしておりました。今回の記事ではそれがクローズアップされましたが...」
としたうえで、
「Tポイントをやめるという事実はありません」
という回答が返ってきた。
とりあえず、ファミマからTポイントカードがなくなることは当分なさそうだ。