歌舞伎役者の市川海老蔵さん(39)が、NHK「あさイチ」に出演した。この日始まった新コーナー「トビコミ!」の第1回目のゲストとして、視聴者からの質問やメッセージに応えた。
司会の有働由美子アナウンサーやV6井ノ原快彦さんとのトークの中で、乳がんで闘病中の妻・小林麻央さん(34)への深い愛情をのぞかせた。
ブログのコメントが先生「本当にありがたい」
2017年6月8日放送の番組冒頭、前日に受賞した「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」を祝福されると、
「しっくりきませんね。僕は何もしてない。本当に妻のおかげ。子どもたちがいるからこそ、私がそういう風に見られるのでありがとうと。麻央は『おめでとう』って」
と、麻央さんへ感謝を述べた。そして、テレビの向こうで見守る家族に笑顔で「おはよう」と手を振った。
長男の勸玄くんが7月公演の「七月大歌舞伎」に出演する事は、家族会議で4、5日考えたうえで決めたという。最初はやめた方がいいと言っていた麻央さんも、勸玄くんのやりたいという思いと、出るという経験を尊重。そして、歌舞伎座に勸玄くんの勇姿を見に行くことを一つの目標にしよう、と出演決定までの経緯を説明した。
ブログの読者から、麻央さんのための手作りスープについて問われると、
「体調もありますが、食べることが難しいので、食べられるものを。で、スープに栄養をいっぱい入れよう。もちろん(麻央のため)ですけど、自分のためでもあって。とにかくあるもの全部入れてみるところから始まりまして」
と経緯を明かした。鍋で2~3時間煮込んで形が崩れるほど柔らかくなった野菜を見た麻央さんは、「くたくただね」と言って喜んで食べたという。海老蔵さんは
「ブログで皆さんが教えて下さるので、コメントが先生みたい。本当にありがたい」
と感謝を述べた。