2017年6月6日、日本原子力研究開発機構(原子力機構)の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)内で作業員5人が被ばくする事故が起き、うち1人の肺から最大で2万2000ベクレルの放射性物質が計測された。7日、原子力機構が発表した。
5人の作業員は、6日、センター内で核燃料物質を収納してある貯蔵容器を点検中に、容器が封入されているビニールバッグの破裂を確認。その後の検査で、5人全員の手足の汚染が確認され、うち3人の鼻腔内からは24ベクレルが検出されていた。
現在、作業員は放射線医学総合研究所(千葉市)に搬送されており、内部被ばくに関する検査が行われる予定。