妙高「自慢の湧き水」で児童43人が食中毒 「名水もそのまま飲まないで」と新潟県

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自己責任で飲む場合でも、煮沸してから

   新潟県では、名水などでは定期的な水質調査も行っている。しかし、県の生活衛生課では、地殻変動などで重金属などの毒物が混入するケースも含めて、水質が変動することもありうるとして、「基本的には飲まないでほしい」と言っている。県のホームページでも、同様の理由から、選定した名水について「飲用について保証するものではありません」と書いている。

   県では、自己責任で飲む場合でも、煮沸してからにするように呼びかけている。

   妙高市教委のこども教育課は、小学校の教員らは、地元の人の案内で事前に湧き水の下見をし、その場で飲んだものの、食中毒の症状は出なかったと取材に説明した。コップも置いてある場所で、これまでにお腹を壊したといった話は聞いていなかったという。

「今回は、『地域のお宝を探す』という総合学習の一環として行い、地元でも自慢の湧き水だけに、先生方も子供たちに飲ませてあげたいという思いがあったのだと思います。しかし、湧き水を巡る条件が変わることを考えれば、認識が甘かったと思っています。今後は、選定された名水も含めて、子供たちに飲ませることは控えたいと考えています」
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