21世紀開始の連載はいずれも3巻以内で終了
1999年には、「キャプテン翼」の高橋陽一さんの新作として「フィールドの狼 FW陣!」が連載されるものの、全2巻で終了。
2002年、キユさんの「NUMBER10」が連載開始するも、全1巻で終了。
2009年、加地君也さんの「マイスター」が全2巻で終了。
2010年には附田祐斗さんの「少年疾駆」が全2巻で終了、直後に始まった神海英雄さんの「LIGHT WING」はカルト的な人気を集めたが、翌11年に全3巻で終了。間髪を入れず村瀬克俊さんの「DOIS SOL」が始まるものの、やはり全2巻で終了。
2014年、久しぶりに登場した下山健人さん・伊達恒大さんの「TOKYO WONDER BOYS」は全1巻で終了。
2016年には、馬上鷹将さんが、テコンドー選手がサッカーに転身する異色作「オレゴラッソ」を連載開始、注目されたが、17年3月に全2巻で終了。
このように、ここ20年近くジャンプの厳しい人気投票レースを生き残る作品は現れず、ネットの一部では、「キャプテン翼の呪縛」という言葉すら存在する。一方ジャンプ以外では、最近の作品だけでも、モーニングの「GIANT KILLING」、マガジンの「DAYS」、またゲーム・アニメの「イナズマイレブン」などがヒット、ジャンプの「鬼門」の印象がいっそう強まっている。