歌舞伎役者の市川海老蔵さん（39）のブログには日々、仕事の合間を縫って子育てに励む姿や、乳がんで闘病中の妻・小林麻央さん（34）を気遣う様子が綴られ、2017年6月6日は朝6時からブログを10回を超えて更新している。
あまりの多忙さに、ブログには「何から何まで大丈夫ですか～？」「ご無理なさらないで下さい」と心配する声が寄せられている。
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仕事に子育て、看病…多忙を極める海老蔵さん（2016年6月撮影）
「朝からありとあらゆるテンヤワンヤ」
海老蔵さんは、6月9日に開演の「市川海老蔵 第4回自主公演 ABKAI 2017～石川五右衛門 外伝～」、7月には「七月大歌舞伎」、8月には「六本木歌舞伎 第2段 座頭市」の公演が控えており、日々稽古に励んでいる。
さらに家では、長女の麗禾ちゃんと長男の勸玄くんのお世話はもちろん、麻央さんの看病もあり、多忙を極める海老蔵さん。さすがに疲れがたまっているのか、6月5日夜には
「色々なお仕事があることに、 感謝しつつ、 毎日の日常が平穏であることをひたすら願う、 仕事という荒波と日常という平穏の反比例する中 現実と虚構 虚構と現実で 今自分自身どうしたのか？ たまにわからなくなる一瞬があります笑笑」
と、めずらしく複雑な思いをこぼした。
それでも翌6日朝には、「支える側として、元気が一番」と早寝早起きの重要さを説き、「朝からありとあらゆるテンヤワンヤ」をこなす。そしてそれらを逐一ブログで報告し、舞台「石川五右衛門 外伝」に出演したがる子どもたちのことや、特製ジュースを麻央さんに差し入れしたことなど、様々なことを1日に20～30回も更新する。
海老蔵さんの気遣いは、麻央さんの姉・麻耶さんにも。麻耶さんは5日夜のブログに、
「『麻耶ちゃん、今日は早めに帰って休んだ方がいいよ』と、妹の旦那さんが酵素ドリンクを母と私に...くれました」
と書き記している。「ユニークで優しい義理の弟」だという。
歌舞伎役者・父・夫など、それぞれの役割を懸命にこなす海老蔵さんについて、麻央さんは4日のブログで、
「子供達がまだ小さいのでその両方を、同時に担っていかなければならない家族の大変さ、主人にはそこに仕事があるので、なおさらです」
と、その大変さを案じている。この日のブログでは高熱や苦しみなどを訴え、在宅医療の大変さや不安を記しているが、
「どうなったって生きるしかないので、本当に、ごめんね、ありがとう、」
と、海老蔵さんをはじめ、支えてくれる周囲の皆に向けて感謝を綴っている。