「女のオシャベリ」は記憶力をぐんぐんアップさせる
エストロゲンは、いったい海馬で何をしているのだろうか。川戸名誉教授はマウスを使って神経細胞にエストロゲンを加える実験をした。するとわずか2時間で、神経細胞をつなぐシナプスの数がぐっと増えた。シナプスが増えれば、当然、記憶力も高まるわけだ。では、どうすれば海馬のエストロゲンを増やすことができるだろうか。川戸名誉教授は驚きの方法を紹介した。
川戸名誉教授「それは女子会です。女子会のおしゃべりで、『昔、こういうことがあったわね』と記憶をよみがえらせたり、新しく書き込んだりして記憶神経を働かせると、脳内のエストロゲンが増えるのです。そのほか、読書やカラオケも効果的です。大事なのは自分の好きなことをやるということです」
MCの後藤「ですが、残念な事実があります。女性はどんなに努力しても、40歳を過ぎ更年期に入ると、どんどんエストロゲンの量が減っていくのです。この大幅な減少は、くい止めることはできません。しかし、エストロゲンが減ったとしても、それを補ってくれる強い味方が新たに見つかりました。その強い味方の名は『エクオール』といいます」