「JRから話があれば、注意書きなどの対応はできた」
県央地域県政総合センターの環境調整課は6月5日、J-CASTニュースの取材に対し、JR側から巣を偶然壊してしまったと連絡があったことを認めた。そして、巣の周辺を掃除すれば巣を壊す恐れがあるため、「掃除のときは県の許可を取ってほしい」と口頭で注意したことを明らかにした。
八王子支社によると、県警の津久井署からも6月3日、巣が壊れた経緯について事情を聴かれ、故意ではなかったことなどを説明したという。
ネット掲示板などでは、フンの苦情があるのなら、注意書きを掲げてパイロンを置いたり、巣のすぐ下にフン受け板を設置したりすればよかったとの指摘がある。
この点について、八王子支社では、駅前のバス・タクシー乗り場は相模原市が管理しているので、駅員は注意書きなどの対応をしていなかったと説明した。市側に断らずに掃除したのは、フンの苦情があったからだと言っている。
市の津久井土木事務所は、土地を所有するJRと管理協定を結んで、乗り場の掃除をしていると取材に答えた。シルバー人材センターと契約しており、フンの床掃除はしていたという。履き掃除ぐらいしか手が回らないというが、「JRから話があれば、注意書きなどの対応はできたと思います」と話している。