モーターも電気も不要 ベルトにひっかけるだけの歩行支援機

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   自動車部品や機械部品の製造販売を手掛ける今仙電機製作所は、無動力の歩行支援機「aLQ(アルク)」の販売を開始したと発表した。現在は東京、静岡、愛知、京都、大阪などの一部福祉用具販売店などで購入できる。

  • より歩きやすくすることをサポートする(画像はアルク商品ウェブサイト)
    より歩きやすくすることをサポートする(画像はアルク商品ウェブサイト)
  • より歩きやすくすることをサポートする(画像はアルク商品ウェブサイト)

自力歩行を助けひざの動きをサポート

   今仙電機製作所は2014年から脳卒中片麻痺や高齢で、自立歩行はできるものの歩行能力が低下した人をサポートする歩行支援機「ACSIVE(アクシブ)」を販売しており、アクシブのノウハウを活かし、歩行に不自由を感じている健康な高齢者を対象としたより手軽な歩行支援機としてアルクを開発したという。

   アルクやアクシブは名古屋工業大学の佐野明人教授が研究する「受動歩行」システムを応用。腰のバネとすねや腿の振り子の動きを利用して、床からの力を歩くのに適した力へと調整し、ひざの振り出しをサポートする。膝や足首を支える機能はなく、あくまで自立歩行ができる人が対象者となる。

   電気やモーターを使わず、装置自体も小型軽量でズボンのベルトなどに引っ掛けるだけで装着が可能。脚に合わせた、長さ調整機能が付きフリーサイズ対応となっており、両足分がセットで価格は4万6000円(税別)。

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