「すぐイライラ」原因は浅い呼吸かも たった2分「寝ながら体操」で改善

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仰向けに寝て腰とひざを90度曲げ、深呼吸10回

   最初に、くわばたさんの横隔膜が普段どれほど動いているかを確認した。みぞおちの辺りでメジャーをぐるりと体一周させる。息を吐き切ったところで測定すると、80センチだった。次に、今度は息を大きく吸う。これ以上は吸えないというところで再測定すると、82センチ。差は2センチだった。この差から、横隔膜が十分に動いているかが分かる。結果は......。

柿崎教授「赤信号です」
くわばたさん「ええーっ」

   正常値は5センチ以上。一方で3センチ以下だと、浅い呼吸の可能性が大きい。くわばたさんは「アウト」。早速「寝るだけ横隔膜伸ばし」に挑戦だ。

   椅子とバスタオルを用意したら、仰向けに寝て、腰とひざを90度に近い角度に曲げ、両足のひざから先は用意した椅子に載せる。椅子の高さを調節し、もしも低すぎたらタオルなどを入れて90度を保つようにしよう。

   次に丸めたバスタオルをお尻の下に置く。お尻を高く、頭を低く傾斜をつけると、内臓が重力で頭の方向に下がり、横隔膜が自然に押される。

   この状態で、深呼吸を10回繰り返す。胸と腹を同時にふくらませるように意識して鼻からいっぱい吸い、ゆっくりと吐き切る。朝と夜、1日2回行うと良い。

   実際にくわばたさんが試して、終了後にもう1度メジャーで「横隔膜チェック」をした。10回深呼吸する前は測定の差が2センチだったのが、深呼吸後は4センチ。わずか2分ほどのストレッチだけで、即効性が見られたのだ。

   スタジオでも、ゲストの大林素子さんと高田延彦さんがチャレンジした。深呼吸前後で測定すると、高田さんは差が6センチから7センチに、大林さんは7センチから10センチに、それぞれ改善した。

   横隔膜は、インナーマッスルのひとつ。鍛えることで、代謝や消化が良くなる効果が期待できるという。

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