消費者庁と国民生活センターは2107年6月1日、ライターの事故について注意を呼びかけた。
「残り火」による火災や放置による爆発などの報告が絶えないという。
消費者庁と国民生活センター
消費者庁には、同庁発足の09年9月から17年3月までの約7年間に、ライターに関する事故情報が計722件寄せられている。発生件数は年を追って減少しているが、使用後の残り火、子どもの火遊び、自動車内放置―などによる事故が継続して発生しているという。
種類別件数では「残り火」による事故が209件で最も多く、大半は使い捨ての製品が原因。次いで「使用中の大きな火」116件、「自動車内での事故」55件、「保管中の破裂」52件、「保管中の発火」43件―などだった。
使い捨てライターは、砂や繊維など異物がノズルの周辺に詰まり着火レバーが戻らなくなって「残り火」となる場合がある。15年6月、使い捨てライターを使用後に衣服のポケットに入れていたところ衣服が燃えてやけどを負い病院で死亡した例がある。