「見出しなどは初めからそうで、変わっていない」
月刊住職の新聞広告は、これまでも度々ネット上で話題になっている。
2015年12月号では、「肉親の骨をゆうパックで寺に送るな!」との見出しがインパクトありすぎると反響を呼んだ。また、16年9月号には、「ポケモンGO来山に寺院の対処法」といった特集が載り、「下手な一般紙より面白そう」といった声が出ていた。
仏教界の情報誌なのに、なぜこんな「攻めすぎ」の内容にしているのか。
月刊住職の矢澤澄道編集長は17年6月1日、J-CASTニュースの取材に対し、こう説明した。
「7月号で43年間やっていたことになりますが、見出しなどは初めからそうでして、変わっていないんですよ。読んでほしいから、アイキャッチ的なものを自ら考えて付けています。現代に即した住職の役割を選んで書いており、ジャーナリズムとして特別だとは思っていません」
新聞にほぼ毎月のように広告を出すようになったのは、4、5年前からという。
「一般の方に、住職も頑張っているんだよと伝えたいのと、住職にもそのことを広報したいという気持ちがあります。一般の方が関心を持ってくれれば、住職へのPRにもなるはずです。抱えている問題を正確に取材するよう心がけており、住職も自分の問題と捉えて読んでくれていると思います」