世界ジュニア後「東京五輪の金メダルが近づいた」
入校直後の16年6月、ITTF(国際卓球連盟)ワールドツアーのジャパンオープン荻村杯U-21(21歳以下)の部で12歳にして優勝し、世界に実力を見せつけた。同年12月には18歳以下の選手で争う世界ジュニア選手権(南アフリカ)でも優勝した。同月12日付の日刊スポーツによると、張本は世界ジュニアからの帰国後「東京五輪の金メダルが近づいた。今後も優勝していきたい」と2020年の目標を明確に述べている。
最大の武器はサーブレシーブを中心に用いる「チキータ」。バックハンドで強烈な横回転をかけることで相手の台上で大きく曲がり、返球が困難になる。エリートアカデミーではコースを狙う精度と回転の多さを両立できるようチキータを磨き上げている。
今大会5月31日の1回戦、C.ニュイティンク(ドイツ)に4-0でストレート勝ちした張本は試合後のツイッターで、炎の絵文字をつけながら「1勝」と一言だけ投稿。水谷を破った2回戦直後に投稿したのも同様に「2勝」だけだった。