飲み物のなかの薬を試験紙で感知
英国のトイレにある自動販売機を写したという1枚の写真が、2017年4月24日ツイッターに投稿された。生理用品や避妊具に並んで販売されていたのが、飲料に薬物が混入されていないかを調べる試験紙だ。写真はツイッター上で話題となり、カナダやドイツにも同じような自販機を見たという投稿があった。
写真に載っていた試験紙は「CYD(Check Your Drink)」という名称で、1袋5枚入り、価格は4.99ポンド(約710円)だ。インターネットで購入できる。調べられるのは、GHBとケタミンが含まれているかどうか。使い方は簡単で、気になる飲み物の中身を数滴、試験紙に垂らすだけでよい。紙の検査部分の色が変わったら「クロ」というわけだ。
こんな取り組みもある。米報道番組「インサイド・エディション」電子版は17年5月22日、米マイアミの女子高生3人が、デートレイプドラッグを感知するストローを研究開発している様子を報じた。ストローの先に試験紙片が付いており、ロヒプノールやGHB、ケタミンが入っていたら紙片が青く変色する。3人は将来、このストローを商品化し、バーやクラブ、レストランに配布したいと望んでいるという。