東京都議会議員選挙に向け、地域政党「都民ファーストの会」の総決起大会が2017年6月1日、都内で開かれた。
代表の小池百合子都知事はあいさつで、既存の都議会政治からの脱却を鮮明にし、自民党都連との対決姿勢を示した。
「一度『がけから飛び降りた』私ではございますが...」
小池氏は1日、大会前に自民党に離党届を提出し、都民ファーストの会代表に就任。先だって同日に開かれた知事定例会見では「ここは、しっかりと都民ファーストの先頭に立っていきたい」と述べていた。
大会あいさつで小池知事は、東京大改革を進めるためには、16年夏の都知事選で使ったフレーズを用いて「一度『がけから飛び降りた』私ではございますが、もう一度皆様方の前でその決意を示すため、はっきりと離党届を出させていただきました。そして都民ファーストの会の代表に就任させていただきました」と話した。
7月2日投開票の都議選に向け、都民ファーストの会はこの日の時点で48人の公認候補を立てており、そのうち女性は3割以上を占める17人。選挙協力を進める公明党などとともに「勝ち抜きたい」と述べた。都政のポイントに「人に着目する」点をあげ、具体的に待機児童問題の解消、教育の質向上などの例をあげた。