「当然親が介在しています」
J-CASTニュースが5月30日に内閣府に取材した。担当者によれば、この調査は全国の0歳から9歳までの子供を持つ親2000人に調査を行い、1550件の回答があった。スマホなどインターネット接続機器(15 機器)を子供が持っているかと聞いたところ、57.2%が「使っている」、39.2%が「インターネットを利用している」と回答した。子供が複数人いる人もいて、1歳児は121人、2歳児は163人、3歳児は162人のサンプルが集まった。その中で、2歳児の163人の親に調査したところ、インターネット機器を利用しているのは37.4%、実際にインターネットを利用しているのは28.2%というのが数字の実態なのだという。そして2歳児がスマホを使っているかというと、
「大人のようにネットサーフィンをしているわけではなく、『ネットに触れている機会がある』、ということで、当然親が介在しています。低年齢層の場合はユーチューブなどで動画を見ることが多いようです」
と説明した。調査によれば、0歳から9歳までで最も利用が多いのは動画視聴で85.4%、ゲームが65.8%、知育が30.4%と続く。トラブルの1位は「注意してもインターネットをやめない」が全体の24.2%で最も多く、「パスワードを解除した」7.4%、「不正なサイトにアクセスした」3.6%と続く。「知らないうちに課金した」は1.0%で、担当者は、
「新聞ではこの課金を問題視しているものもありますが、この数字は大げさに騒ぐほどのものではありません」
と説明している。