FCバルセロナ(スペイン)に所属するブラジル代表FWネイマール(25)が来日し、日本の小学生とともにサッカーをプレーした。
約50人のサッカー少年5人ずつを相手にネイマールがドリブルでキープ。王国ブラジルや名門バルセロナ仕込みのテクニックを披露した。
「そこがブラジルサッカーの偉大なところ」
ネイマールは2017年5月31日、東京都内で開かれたイベント「東京西川 AiR 夢のすいみん学校」に登場した。少年時代は「常にサッカーボールが近くにあり、よく遊び、よく走りまわった。勉強もちょっとしたかな。元気一杯だった」と既にサッカーに夢中。「ブラジルのサッカーはスポーツの枠に限らず、遊びの中でもやっている。楽しく、幸せになるためだ。そこがブラジルサッカーの偉大なところ」と語る。
そんな生活に根付いたサッカーの中でテクニックを磨き上げたネイマール。今回、小学生5人ずつを相手にボール奪取ゲームを行うと、人数などお構いなしと言わんばかりに巧みなボールさばきを見せた。時折ボールを奪われつつもネイマールは「ハハハ」と笑い、上機嫌。ドリブルで抜き去るだけでなく、リフティングで翻弄したり、首の後ろにのせて歩き回ったりと、無邪気に少年たちと触れ合った。
ネイマールは「僕は2500人以上の恵まれない子どもたちを支援する財団を立ち上げた。自分も良いことをした自負があるし、これは僕だけでなく家族の夢でもあった」と語った。最後には子どもたちに向け、「みんな夢を叶えられるように願っている。今日は僕も楽しかったよ」と満面の笑みを浮かべた。