西野技術委員長「手倉森氏への評価は一様に高い」
だが、リオ五輪ではロンドン五輪の4位を上回るメダル獲得を目標にしながら、予選リーグで敗退した。その印象が強いせいか、今回の東京五輪監督最有力説が流れると、ツイッターやニュースのコメント欄では「オリンピックまた失敗するやん」「再登板させる意味が分からん」「人材不足ですね」などと厳しい声も見られる。
一方、日本サッカー協会(JFA)の西野朗・技術委員長はリオ五輪を総括した16年8月末、「手倉森氏への評価は(技術委員会で)一様に高い」と発言しており、その信頼は揺らいでいないようだった。技術委員会は新監督選任を担う。また今回、JFAの中では「五輪監督経験者」「Jクラブ監督経験者」を推す声が多いという。
五輪サッカー代表が23歳以下に限定されたのは92年バルセロナ五輪からで、その後日本が初めて出場したのは96年アトランタ五輪。それから直近のリオ五輪まで、2大会を率いた監督はいない。
東京五輪世代代表の活動は17年7月から事実上始まるが、内山監督が暫定的に就く予定。今夏から本格的な人選に入り、新監督は18年1月のU-23アジア選手権から指揮をとる見込み。