ロックバンド「LUNA SEA」はファンのことを、「SLAVE(スレイブ=奴隷)」と呼んでいる。メディアでもたびたび取り上げられ、音楽好きの間では比較的よく知られている話だったのだが、複数のテレビ番組がこれを「セレブ」と勘違いするという笑い話があった。
2017年5月29日、LUNA SEAは日本武道館でライブを行った。1989年の結成から28周年、またメジャーデビューから25周年の節目を記念したもので、1万4000人のファンが集まった。
「これが後の奴隷解放である」「飛躍的な格上げ」
そのライブの様子が30日早朝、4時台の「めざましテレビ アクア」(フジテレビ系)と「Oha!4 NEWS LIVE」(日本テレビ系)で取り上げられた。ところが、ボーカルのRYUICHIこと河村隆一さん(47)が、
「我らが1万4000人のスレイブたちよ」
とファンに呼びかけた場面で、両番組がそろって、
「1万4000人のセレブたちよ」
という字幕をつけてしまったのだ。
番組のキャプチャー画像はたちまちツイッターなどで拡散し、LUNA SEAファンたちをどよめかせた。
「セレブじゃないんです...『スレイブ(SLAVE)』なんです...」
「いつのまに私たちマダムになったんだろ」
「奴隷からセレブへ怒涛の昇格ww これが後の奴隷解放であるww」
「まさかの奴隷からセレブへの飛躍的な格上げ!!!!!!」
真矢「おやすみ!LUNA SEAのセレブ達...」
スレイブ(奴隷)とセレブというあまりの落差もあって、ほとんどの人は文句を言うでもなく、ただただ大笑いに。この反響を受けてか、5時台の「めざましテレビ アクア」で再び映像が流れた際には、「スレイヴ(ファン)」と正しい字幕が付けられていた。
ドラムの真矢さん(47)も30日深夜、この話題に乗って、
「おやすみ! LUNA SEAのセレブ達...」
とツイート、140を超えるリプライが寄せられるなど、「セレブ」たちは再び盛り上がった。