欧米型の食事でも死亡リスクは低下? 食事パターン別の意外な研究結果

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欧米人と同じ食べ方はしていない?

   国立がん研究センターは発表の中で「肉類・加工肉は、全死亡のリスク上昇との関連が報告されている」として、欧米型は一般的に健康的ではないと考えられていることを認めている。しかし、その摂取量には日本人と欧米人で大きな差があり、国連食糧農業機関によると、日本人は1人当たり年間48.8キログラムの肉を消費するのに対し、米国人は117.6キログラムと倍以上違う。

   また、コーヒーや牛乳、乳製品などが持つ健康に好ましい効果によって、他の食品の負の効果が打ち消されリスクが低下した可能性も考えられるという。欧米型の人は塩分摂取量も少ない傾向にあり、これもプラスに働いているかもしれない。

   ただし、この結果が明日からピザやハンバーガーだけ食べればいいということを意味しているわけではない。そもそも食事パターンの分類は摂取量をもとにした134品目に限定されており、それ以外の食品の影響などは加味してない。年齢層も限定しており、同センターも分析しきれていない要因がある可能性を認め、研究結果を「慎重に解釈すべき」としている。

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