「猫アレルギー」でも猫を飼い続けたい 涙なしでは読めない努力と工夫の数々

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痒み止めに「赤飯」「お汁粉」と小豆を1週間食べ続ける

「マメに掃除をし、寝室は猫立入禁止にしています。あとは病院に通いアレルギーの薬を貰っていますが、その程度です。先日計算したところ、仮に猫が20年生きた場合、私の薬代だけで自動車1台分になることがわかりました。コイツが私を背中に乗っけて走ってくれないだろうか、と思いました」
「アレルギーは肝臓が弱いため。私は痒くなると体の毒消しに小豆を食べます。甘いお汁粉、お赤飯......、とにかく1週間食べ続けると不思議に痒みがなくなります。薬に反応するので薬は使いません。痒いところには、アルコール含有量が少ないプロポリス液を馬油に混ぜて使います。猫は毛が長いヒマラヤン。3か月に1回美容院で毛を切ってもらいます。たわしのようなブラシを使うと、毛がごっそりとブラシについてきますよ」

   アレルギーの専門家からもこんなアドバイスが。

「私はぜんそくとアレルギー性鼻炎持ち。生活環境を整えながら2匹の猫と暮らしています。子どもの頃から辛い思いをしたのがきっかけで、大学でアレルギーの研究をしています。あなたができることが1つあります。最近のトピックとして皮膚バリア機能がアレルギー反応に重要だとわかってきました。皮膚が弱い人、湿疹ができやすい人は、ワセリン等添加物がほとんどない保湿剤で皮膚バリアを外から補ってやると、皮膚の免疫細胞にアレルゲンが届きにくくなり、発症しにくくなると言われています」

   一方、不思議なことに、可愛い自分の猫だとアレルギーが逃げていく(?)こともあるらしい。

「夫が猫アレルギーです。猫を飼っている友人宅に行くと、そこに猫が居なくても鼻水、くしゃみを連発。ところが、流れで地域の野良猫を保護・飼うことになりました。迎え入れて10年になりますが、10年間、夫のアレルギー症状は皆無です。それなのに、上記の友人宅に行くとやはり鼻水、くしゃみが出ます。猫カフェに一緒に行った時も辛くなり外で待っていました」
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