20年目に...英ウィリアム王子「心の健康」と「母の死」語る

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   英王室のウィリアム王子(34)が、男性誌「GQ」英国版のインタビューで、母ダイアナ皇太子妃の不慮の死をめぐる「心の健康」などについて率直に語った。「以前よりオープンに話せるようになった」という。

   ジャーナリスト、アラステア・キャンベル氏によるインタビューが掲載された同誌7月号は2017年6月1日発売。それにさきがけ一部がウェブサイトで公開された。17年8月で、ダイアナ妃没後20年になる。

  • ウィリアム王子のインタビューを掲載した「GQ」英国版(同誌ウェブサイトから)
    ウィリアム王子のインタビューを掲載した「GQ」英国版(同誌ウェブサイトから)
  • ウィリアム王子のインタビューを掲載した「GQ」英国版(同誌ウェブサイトから)

「GQ」英国版でインタビューに応じる

   「これまで長い間経験していた状態にくらべて今はいい状態にある。母についてオープンに、正直に話せる」。母ダイアナ妃が亡くなり20年目の節目を控えた心境についてこう語った。しかし、できごとの記憶が直接的なうえ、だれもが事故のこと、ダイアナ妃のことを知っているだけに時に応じて辛く感じることがあるという。

「愛する人を失った経験を持つ人は多いが、それは隠しておくことができるし、あるいはだれかと分かち合うことを選ぶことができる」

   ウィリアム王子はまた、キャサリン妃、ジョージ王子、シャーロット王女ら家族についても触れ「家族なしにはすごせない」などと、家庭の重要性を強調した。長男のジョージ王子について「宮殿のなかでだけで育ってほしくない」と、社会のなかで経験を重ねることを求めた。「普通の生活をするうえで困難な存在となるメディアとはわたしがたたかう」と決意を述べている。

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